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投資の世界では有名な言葉のようです。たい焼きで例える発想が面白いですよね。
相場格言の一つ
株の知識はからっきしなのですが、石田衣良さんの著作「波のうえの魔術師」を長瀬智也さん主演でドラマ化されたものを観たときに知った言葉です。投資の世界では有名な言葉のようですね。
「たい焼きの頭としっぽはくれてやれ」とは、株式投資において欲張りすぎると失敗する可能性があることを戒める言葉です。
投資家は株を底値で買って、天井値で売りたいと考えるものですが、それを完璧にこなすことは非常に難しい。底値や天井値を狙って売買しようとすると、タイミングを逃して損をする可能性が高まります。
そのため頭としっぽ、つまり底値と天井値は他の人に譲り、胴体部分(真ん中)を確実に取る方が賢明であるということです。
たい焼きは、胴体部分にあんこが一番詰まっています。美味しい部分(胴体部分)は確実にいただき、残りは他人にくれてやれ!ってことです。「八分目」という言葉があるように、欲張らずにほどほどのところで満足することが大切だという教えです。

頭から食べますか? しっぽから食べますか?
たい焼きを食べるとき、頭から食べるか?しっぽから食べるか? 人の個性が出てきます。
- ●頭から食べる人
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- 一口目がいちばん美味しいので、あんこが詰まった頭からかぶりつきたい。
- しっぽのカリカリが好きなので一番最後に残しておきたい。なので頭から。
- しっぽを持って食べる方が食べやすいから。
- 袋から出ているのは頭なので、自然と頭から。
- ●しっぽから食べる人
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- あんこを最後に残しておきたいから。最後にあんこを沢山食べたい。
- 顔をガブっていくのは何だか気が引けるから。
- まずは生地がどの程度の味かを確かめたい。
もちろん正解はありません。それぞれ人の好みや気分により自由に食べればよいと思います。

日常生活での応用
「たい焼きの頭としっぽはくれてやれ」は日常生活でも大いに応用することができます。
- ●仕事において
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目標を達成しよう!一番の成果を出そう!として完璧を求めてしまうと、かえって失敗してしまうことがあります。
何日もかけて詳細まで考え抜いた企画書を提出するよりも、八割の出来でまずは完成させる。仲間や上司の意見を求めてから煮詰めた方が良いものが出来上がる場合もあります。
- ●人間関係において
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家族や恋人に完璧を求めすぎると、関係がこじれてしまうことがあります。相手の良いところも悪いところも受け入れることが大切です。人間完璧な人はいませんから。
仕事や人間関係など、様々な場面でこの言葉を意識することで、成功につながるかもしれません。ぜひ心がけてください。
おまけ
私はたい焼きを食べる時、大好きなあんこの部分から先に食べて、あんこがついていない端っこの部分を残して、それを最後に頬張るのが大好きです。端のカリカリしたのが何とも言えない美味です。
実は、若い頃は甘いものがあまり好きではありませんでした。
食べてもケーキやチョコレートなどの洋菓子を少々。デートをしている時も一口食べたケーキを彼女に上げるのが自分のステータスだったような..
歳を取ると?不思議なもので甘いもの、特に和菓子が大好きになってしまいました。大福や羊羹などには目がない状態です。年齢を重ねると色々と嗜好が変わってしまうようです。