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ちょっと変わったのど飴の話です。
メンタームのど飴
スーパーで思わず手に取ってしまった、ちょっと変わったのど飴の話。
嫁さんの付き添いで、ちょくちょくスーパーに行ってます。と言うか運転手&荷物持ちです(笑)
暇なのでお店の中をプラプラ。物色している中で見つけてしまったその名も.. 「メンタームのど飴」。

見た瞬間、「ん?メンタームって、あの塗るやつじゃないの?」「子供の頃、鼻が詰まった時にお世話になったやつだよね」って頭に「???」が浮かびました。
いや、喉に塗るのは無理だよね。飴ってことは口に入れるってことでしょ? それって美味しいの? そもそも大丈夫?
気になったら食べてみるしかない。嫁さんの隙を狙ってそっと買い物カゴに。
パインアメとの共同開発
袋をよく見ると、「パイン株式会社」と共同開発のようです。
そう、あの「パインアメ」の会社です。真ん中に穴が空いた黄色い飴。子供の頃よく舐めていました。
個包装の袋を開けてみると.. なるほど、パインアメと同じく真ん中に穴が空いています。色はメンタームのような半透明色。まるで色違いの兄弟のよう..

さっそく実食! その味やいかに..
スースー系でメントール感がしっかりと来ます
舐めたことはないけど、メンタームを舐めるとおそらくこんな味がするのかな? メンタームを味として表現すると、こんな感じなんだと納得です。これは”のど飴”としてアリですね。
ちなみにパインアメはこちら↓↓
メンタームとメンソレータム
メンタームとメンソレータムは同じ??
ちょっと余談なんですけど、メンタームと似たものに”メンソレータム”ってのがありますが、メンタームとメンソレータムって別物なんです。よく似てますよね。
私の父はよく”メンタム”って言ってました(笑) どっちにも当てはまる便利な言い回し。
メンタームは男の子の絵が描いてあって、メンソレータムは女の子の絵が描かれています。
メンターム | メンソレータム | |
---|---|---|
キャラクター | 少年風のイラスト | 少女風のイラスト |
製造元 | 近江兄弟社 | ロート製薬 |
商標の由来 | アメリカのメンソレータム社から技術提供を受けて誕生 | アメリカで誕生したオリジナルブランド |
歴史 | 元々はメンソレータム社の技術提供を受けて日本で製造 | 本家ブランド。後に日本法人がロート製薬に買収される。 |
現在の関係性 | 無関係(商標使用権契約が終了) | オリジナルブランドとして継続 |
製品の傾向 | メンタームリップ・メンタームクリームなど主に家庭用 | リップ・スキンケア製品など医薬部外品が多い |
メンタームはこちら↓↓
メンソレータムはこちら↓↓
メンタームとメンソレータムの歴史
やや訳ありのメンタームとメンソレータム。ごく簡単に歴史をまとめると以下のようになります。
- 1894年頃、アメリカで開発され、”メンソレータム”として販売開始。
- 日本には明治時代に伝わり、”近江兄弟社”が販売代理店として輸入・販売開始。
- 戦後、代理契約が終了。商標権はロート製薬に。
- 近江兄弟社は”メンソレータム”を名乗れなくなる。そこで、自社ブランドとして新たに”メンターム”を立ち上げ。
一見すると、名前の類似性や効能で裁判沙汰になりそうですが、両者でうまく棲み分けができており、法律上の問題もないようです。
まとめ
スーパーで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
見た目はパイン、香りはメンターム。味はちょっと懐かしく感じます。
のど飴としての役割はもちろんですが、”昔の記憶を呼び起こす飴”とも言えると思います。
心の中にある「あの頃」を、そっと呼び起こしてくれるかもしれませんよ。