アドバイスは頼まれた時にする

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おせっかいな人、周りにいませんか?

 皆さんの周りにもいませんか? 一生懸命仕事をしている中、聞いてもいないのにああした方がいい、こうした方がいいと一方的に話かけてくる人。コミュニケーションの範囲で一言二言で済めば良いのですが、5分10分と持論を展開する人。本当に迷惑ですよね。

 残念な事にそんな人の話って、大抵は役に立たないというか今は必要のない話。苦虫を嚙み潰したような愛想笑いでやり過ごした後はどっと疲れが出てきます。忙しくてイライラしている時なんかは、「うるせーよ!」って言いたくもなりますよね。

 この手の話は、本人に悪気がないのが一番の問題。対処の仕方に困ってしまいます。

あなたは大丈夫?

 最初にこのフレーズを聞いた時、「はて? 自分は同じことやっていないよな?」って冷や汗が出てきました。アラフィフともなると自分は大丈夫だ!と思っていても、実は.. なんてことがよくあります。勘違いをしてしまうんです。老化の始まりなのでしょうね。歳を取ると自分を冷静に分析する能力が段々と衰えるのだと思います。それ以来、職場の若者への声掛けに細心の注意を払うようになりました。

おせっかいな人って?

 おせっかいをする人の心理を考えてみると、アドバイスの内容に対してある程度の経験と自信を有していて、それを誰かに認めてもらいたい!という承認欲求が働いているからだと思うんです。

 人の都合を考えずにお構いなくアドバイスをしてくる人なんてのは、会社組織の中でも偉い側の人(そんなんでなぜ偉くなれたかは謎..)。偉くなるとちょっとした成果じゃ認めてもらえません。出来て当たり前の世界です。ですから、簡単に承認欲求を満たしてくれる“おせっかい”に手が伸びてしまうのだと思います。

 アドバイスをして、「ありがとうございます!」「助かりました!」「そんなことまで知っていて凄いですね!」ってウソでも言われれば気分がいいですから。そして残念なことにお世辞で言われていることに気が付けないんです。ある意味かわいそうな人なんです。

迷惑な人への対応のしかた

 ではどうしましょうね? おせっかいな人の対応。

 承認欲求をくすぐりながら適当に話を合わせて、すぐに帰ってくれればいいんですけど、なかなか上手くいかないものです。

 こういう時は中途半端に愛想良くしてしまうと、ずっと同じことが繰り返されてしまいますので、残念ですが冷たくあしらうのが最終的に一番良い解決策です。

 今は昭和ではなく令和。効率よく仕事をこなしてさっさと帰り、プライベートの時間を充実させる。時間は有限。悲しいけどこれが現実のようです。物凄く理にかなっている考え方。会社のためにがむしゃらに働き、社員は家族!のような妄想は通用しないようです。昭和世代にはちょっと寂しい現実ですけどね。とはいえ、あまりドライにできない場合があるのも事実。例えば組織の上司部下の関係ならば適度にアドバイスを受けましょう。(このバランスを取るのが恐ろしく難しいです。)

女性との接し方に通じる?

 知り合いの”自称”モテ師??が言うには、女性との接し方にも少し通じる話のようなんです。

 女性が一方的におしゃべりをしてくるのは、ただ話を聞いてもらいたいだけ。話の内容に対して意見を求めているわけではなく共感が欲しいだけ。下手な反論やアドバイスをするのではなく、「うんうん、そうだよねー。大変だよねー」ってのが一番いいらしいです。本当かな??

それでもアドバイスしたいとき

 そうは言っても、どうしてもアドバイスをしたくなる時ってあるじゃないですか。見るに見かねず、どうしてもって時です。あとは本能なのでしょうか?自分の成果を後世に残したいと思ってつい..

 でもよくよく周りを見てみると、自分からではなく、自然と多くの人からアドバイスを求められる人って少なからずいます。そんな方たちは得てして間口が広く、話しかけやすい雰囲気を持っています。また仕事で言えばアドバイスできる実力とアドバイスの効果を裏付ける実績が備わっている人です。

 アドバイスを沢山したい人は、まずは確かな実力と実績を有すること。常に自己研鑽を怠らないこと。そして人間的な魅力を持つこと。でしょうか。それが伴わないと残念ですが、”迷惑な人”になってしまいます。

 ここまで色々書きましたが、あまり深く考えてしまうと何もできなくなってしまうので、程々に感じてもらえればと思います。

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この記事を書いた人

生まれも育ちも茨城県のおじさん。
趣味:心に響く言葉集め、筋トレ、バスケ観戦 etc..

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