Vol.02 “運動環境” を把握しよう

目次

まずは”運動環境”を把握しよう

 トレーニングを始める前に、まずは自分の『運動環境』を把握してみましょう。

 1週間の中ではトレーニング以外にもやることが沢山あります。1週間の中で、どれくらいの時間をトレーニングに費やせそうなのか、または費やしてみたいのか。トレーニングをする場所はどこになるか。お金をかける?かけない? など大枠でよいので整理してみましょう。

 短期間で目に見える結果を出したいのであれば、それなりの覚悟をもって時間とお金をかけなければなりません。ただし、最初からエンジン全開でトレーニングをスタートさせても、それを長続きさせるには相当な精神力が必要であることは言うまでもありませんね。

 大事なことは、人それぞれで”運動環境”が異なることを理解して、限られた環境の中で最大限に効果を出していくことです。人は人、自分は自分。焦りは禁物です。

 ゆるく長く『ゆるトレ』を続けていきましょう。

“運動環境”の整理

 まずは以下の着眼点で、自分の”運動環境”を整理してみます。

整理項目
  1. 週何回トレーニングを行うか
  2. 1回のトレーニングでどれくらいの時間をかけるか
  3. トレーニングを行うスペースを確保できるか
  4. お金をどれくらいかけるのか

週何回トレーニングを行うか

 冒頭でも述べましたが、人それぞれトレーニング以外にもやることは沢山あります。トレーニングに全振りできる人なんてなかなかいません。仕事を持たれている方はなおさら。時間を捻出するのは大変なことだと思います。

 それでも半ば強制的に、1週間の中でトレーニングする日を決めてください。

 月曜日から金曜日まで仕事をしている方であれば、週の真ん中の水曜日は仕事を早く切り上げてトレーニングの日とする。土日が休みであれば、土曜日にトレーニングを行って、日曜日はゆっくりするなど。もちろん水曜日と土曜日の週2回、トレーニングを行っても良いわけです。

トレーニング日の設定例
  • 月〜金が仕事 ⇒ 週の真ん中の水曜日に仕事を早め切り上げてトレーニング。
  • 土日が休み ⇒ どちらかでトレーニング。
  • 火曜日と木曜日にトレーニング。(月曜日は休み明けでしんどい。金曜日はイベント多し。)
  • 1日置きにトレーニング。

 1週間のスケジュールを改めて見返して、トレーニングをする日を割り当ててみてください。

 ここで大事なことを一つ。決めた日を必ず守る必要はありません。

 忙しい時はやらなくてもOK。体の調子が悪い時もやらなくてOKです。(むしろやらないでくださいね。) 無理にでも守ろうとすると、いずれ強迫観念に駆られてしまい、トレーニングが全く楽しくないものになってしまいます。(以前、私がそうなりました。) 本来トレーニングは多少苦しいこともありますが、楽しんでやるものです。

 くどいようですが、ゆるく長く続けるのが目標です。やりたくない時はやらなくてOKです。

1回のトレーニングでどれだけの時間をかけるか

 トレーニングをやる日を決めるのと同時に、『1回のトレーニングでどれだけの時間をかけるか』をイメージしておきましょう。

 プロのボディービルダーは毎日何時間もかけて、あのムキムキな体を作り上げていきますが、普通の人が毎日何時間もトレーニングに時間を費やすことはなかなかできることではありません。まずは1回のトレーニングで30分〜60分程度の時間を取れるように考えてみましょう。始めてみると分かりますが、30分トレーニングをするのは結構ハードです。

 仕事をされている方は平日と休日の2つに分けて、それぞれどの時間帯でどれくらいの時間を確保できるかを考えてみるのが良いと思います。他にやることとのバランスを取って無理なく時間を取ることが重要です。

 参考までに私の時間割りは下のようになります。

しーそーの時間割

全体

  • 週に4日〜5日トレーニングをしています。(水曜日は休み。土日のどちらかも休み)
  • 自宅でトレーニングをしています。(以前はジムに通っていました)
  • 睡眠を7時間以上取るように心がけています。

平日

  • 目覚まし時計が無くても早起きしてしまいます(笑)
  • 起きたらお風呂に入ります。(昨日の残り湯で)※冬場は除く
  • 早めに会社に行き、始業時間前にやれる仕事は終えてしまいます。
  • 帰ってきたらまずお風呂。※さっぱりした後の方がトレーニングが捗ります
  • 基本は、お風呂→ご飯→筋トレの順。※冬場はお風呂が最後
  • トレーニング時間は60分〜90分程度。

休日

  • 休日も平日と大差なく早起きしてしまいます。
  • トレーニングは隙間時間で。午前中にやることも。
  • トレーニング時間は60分〜90分程度。
  • 土日のどちらかは休むときが多いです。

 トレーニングの日は、60分から90分の時間をかけています。結構集中してやる方ですが、色々試してみながら自分の身体と相談して、今の感じに落ち着いています。若くないのであんまり頑張ってしまうと、翌日に疲れが残ってしまいますからね。あと、お風呂→ご飯→筋トレの順は普通ではないかもしれません。よかったら参考にしてみてください。

トレーニングをするスペースを確保できるか

 実は意外と大事なことになります。

 トレーニングを始める意気込みが整ったら、トレーニングを行う場所を確保しなくてはなりません。一人暮らしの方はそうそう悩む問題ではないのでしょうが、私もそうですが家族がいる場合には同意が必要な場合も出てきます。家庭内のパワーバランス?もありますから、自分の趣味だけをゴリ押しするわけにはいきません。

 最初は畳一畳、玄関や廊下でも十分にトレーニングを行うことができますが、ゆくゆく本格的に自宅でトレーニングをやっていきたい場合には、器具を置くスペースなども必要なってきます。このスペース問題を解消するために、公共施設にあるトレーニングルームやスポーツジムに通うことを検討していくことになります。ですが、これらはまだ先の話。まずは”トレーニング習慣”が付いてから考えていきましょう。

 トレーニングは沢山のギフトを与えてくれます。“トレーニング習慣”が付いてきたら、家族もきっと理解してくれるはずです。

お金をどれくらいかけるのか

 まずはお金をかけずにトレーニングを開始するのをおすすめします。

 最初からスポーツジムに入会して、強制的に”運動環境”を作ってしまうのも一手ではありますが、「トレーニングを続けられる」と自信が付いてからでも遅くはないと思います。腹筋運動や腕立て伏せだけでもかなりしんどく、続けていくと体つきも変わってきます。何にでもそうですが、お金をかけ始めるとキリがありません。可能な範囲でお金をかけて、トレーニングを楽しんでいきましょう。

 ちなみにトレーニングに関わるお金の目安は下記を参考にしてみてください。

お金の目安

外でトレーニング

  • 公園や家の外など:無料
  • 公共のトレーニングルームなど:1回利用で500円〜1,000円程度
  • 一般的なスポーツジム:月に7,000円〜12,000円程度(地域にもよる)
  • パーソナルジム:月に20,000円〜(1レッスン/60分:5,000円〜)

自宅でトレーニング ※器具を揃えることを考慮

  • 自重トレーニング:無料
  • アブローラ:1,000円(主に腹筋を鍛える)
  • チューブ:2,000円〜3,000円(チューブトレ)
  • ダンベルセット(可変式20kg×2):8,000円〜15,000円程度
  • トレーニングベンチ:10,000円〜
  • バーベルセット(可変式100kg程度):20,000円〜
  • ラック:30,000円〜(種類により様々)

サプリメント

  • プロテインなど:月に3,000円〜10,000円程度

 スポーツジムなどに通うと、トレーニングスペースを気にすることもなく設備も充実していますが、月謝が発生します。一方で自宅トレの場合、初期投資はかかりますが以降のお金はさほどかかりません。サプリメントは色々なものがありますから、どれだけお金をかけて効果を狙うかになります。

大事なことは”長続き”させること

 最初からエンジン全開では長続きしません。

 『ゆるトレ』の目標は持続させること。 周りから見られた時に、「ちょっと頑張っているな」と言われるくらいの体型を維持して、健康寿命を延ばすことです。無理しない範囲でトレーニングを始めてみましょう。

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この記事を書いた人

生まれも育ちも茨城県のおじさん。
趣味:心に響く言葉集め、筋トレ、バスケ観戦 etc..

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